帰宅。

昨日のお昼に新大阪に着いた。
夜は和歌山の方に泊まり。
今日の夕方の新幹線で東京に帰ってきて、いつものところで飲んで帰ってきた。


今は、噛まれたアザが愛おしくてしょうがない。
過去は過去。忘れようがないから、忘れられないから、受け入れて進もうと。
お互いに覚悟を決められたから、それだけで意味がある。


自分が言った言葉にこんなに縛られるとは思わなかった。
壊れることも覚悟して行ったけど、まだあたしはあたしのすべてを預けきれてない。
それでも惹かれてる。


無理はしないで。縁があるなら、また無理をしなくても自然にめぐりあうものだから。
そうは思っても、ジタバタしてしまいそうだ。堪える。


過去がこんなにアッサリ吹っ飛んでしまうとは思わなかった。
また誰かに本気で惚れて、それで傷ついたとしてももう大丈夫。
一歩ずつ踏み出していける。そう思えた。


近くに行ったとしても、手に入るわけじゃない。遠くなるばかりかもしれない。
逆に、遠くても繋がってるって思えば、繋がっていられるのかもしれない。


彼のような人がいたなら。
あたしが一人でいたとしても、満たされる人ならば。
そう思っても、今は彼じゃなきゃどうしようもない。
でも、そう伝えたくなんてない。
縛って縛れるものじゃないもの。よくわかってるつもり。


「からたち野道」を聴きながら、彼が言ってた詩を読み返す。


もうそばにいなくても、確かに一緒にいたから。
あのときは変わらない。ずっと。忘れない。
あたしが言ったこと、嘘じゃない。


永遠が欲しい。彼があげると言った永遠。
切なさ。
確かに、愛は言葉じゃなくて、一緒にいる中でわかるのね。


永遠に耐えられなくなったら、彼を忘れよう。
それまでは、信じていたい。


傷が消えてしまうのが、こんなに恨めしいものだとは思わなかった。
すべて一緒に癒えてしまうのだろうか。
あたしは覚えていたいよ。忘れたくないよ、ずっと。