何をしても近づく。

自宅でまったり布団干したり、電球の掃除をしたり。
おやつの時間にロイヤルミルクティーを淹れて、もってぃーからもらったケーキをみんなで食べた。かんてぃは寝てたけど。おいしかった。今日はブランデーとハチミツ付き。


夕方かんてぃを急かして、やしきにあげるためのバラを2輪買って、みなとみらいへ急ぐ。
T石、I上くんと合流。かんてぃは去る。吹奏楽のコンサートを聴きに行った。
最後の方がノってる感じだった。全体的にテンポが遅いというかズレてるのがなんとも残念だったけど、ソロは良かった。聴き入るかもって思ったのもあった。


終わってから3人でご飯をどこで食べるか検討。結局渋谷へ。ウロウロした後、お店に入って待つ。その間微妙に3人でじゃれる。
今日は焼酎のロックばっかり飲んでた。I上くん、思ってたよりお酒強いみたい。知らなかったよ。
I上くんと恋愛話してた。あたしはここ数日の話をしてたけど、登場人物が多すぎたらしく、話がめちゃめちゃ。酔いつぶれたい気分だったのに、全然つぶれず。
家までT石くんが送ってくれる。帰りにBLUEの「One Love」を借りて。


鍵が見つからなくて、妹に電話して開けてもらう。T石がハグしてて離してくれないので、そのまま電話。
玄関に鍵があったから一安心。


日付変わって、今日は王子様の誕生日。昔付き合わなかった医者の誕生日でもあったな、そういえば。沼津駅で別れたきり会っていない。そもそもあれだって身代わりといえば身代わりだったから、別になんとも思わなかったけれど。
王子様は身代わりでは無い。断じてない。なので、痛い。本気って痛いんだなぁ。
今年のイベントもいろいろ終わりかーって思うと凹むけど、好きなものはしょうがないんだなって思った。行きの電車の中で。
だって、Jともう一生会えませんっていっても仕方ないかなって思うし、彼がそれでもいいんじゃない?って言ってもそうだよなって思えるけど、それさえもすべて許されるって感覚になるけど、王子様とは会いたいもの。一生会えませんってありえない。
ときどき全部終わりにして楽になってしまえばいいってチラっと思うけれど、あたしはこれで大人になっていくのか?あたし、まだ王子様としたいことがたくさんある。一緒にいたいって思う。


I上くんが言った。他なんて関係無いじゃないかって。いろいろありすぎてごちゃごちゃになっちゃって、一人でテンパってた。でもそんなの王子様とあたしとの関係だけに目を向けたら、他はどうでもいいこと。シンプルなのに。
王子様が好きなんだからしょうがない。一緒にいたいんだからしょうがない。どうしようもない。


お風呂でCD聴きながら思ったし、一昨日も思ったことだけど、遠く離れれば離れるだけ近くなってるんだって。
他の男なんて役に立たない。過去の男なんて引っ張り出しても意味なんて無い。むしろ、彼の良さを確認することにしかならないし、自分が彼しか本気で求められないって知るだけだってことを、痛いほどわかった。そうわかって、彼以外じゃもうどうしようもないんだっていう、囚われたような絶望感と、まだどうにか余地があるかもしれないっていう楽観的な安堵感が生まれた。不思議な相反する感情。でも共通するのは、というか結果としては、彼に惹かれてどうしようもないっていう事実がそこにはあって。
昔、辻仁成の小説の中にあったけれど、近くにいるために、自分と離れられなくなるために、その男を利用したのだろうっていう台詞。遠くに逃げようとしても、逆に近づいているだけだっていうこと。ようやっとそれに近いことを理解してきた気がする。


罪の意識も、すべて音楽で清められていく気がした。すべて。
あたしはこれらも全部含めて本気で、こういう本気って初めてだと思う。
冷静じゃない自分が怖いくらい。別れのシナリオとかいいのよ。誤魔化したってダメ。傷つかないために逃げたってダメ。本気すぎて自分を持て余してる。
バランス取ろう、取ろう、として失敗。この頃。でもいいや、素直にいこう。