ちょっと遠出。

起きたら14時すぎ。朝だと思ったのにびっくり。
仕度して、歯医者→美容院。重くなってきてた髪を長さは変えずに軽くした。


池袋に戻って、桶川へ。
埼京線から高崎線に乗り換えるのにやや混乱して、赤羽で時間をロス。
桶川駅のベンチで1時間以上座って、音楽を聴いたり、周りを眺めたり、本を読んだりしてた。
ハチ公の最後の恋人」。斜め読みしてたけど、思うことがいっぱいあって、あたしにとって今大事だなって思うことがあって、良かった。
あんまり良かったっていう表現したくないけどね。なんかうまく言葉に表せない。


お腹が空きすぎて、22時過ぎになって、もう会えなくても、すれ違ってもしょうがない、と腹をくくって、駅の外に出てみた。
いい風。落ち着いた、あったかい街。気のせいなのかしら。Rを育んだ街だと思うから、ヒイキしてるんだろうか、と思ったり(笑)


屋台でラーメンを食べた。いつも桶川の駅前に来てるんだって。
駅のもう一方の出口の方もしばらくプラプラ歩いてみた。小学校の横を通ったとき、なんかすごく良かった。幸せな感じっていうのかな。
静かで、虫の音がよく聴こえて。昼間の学校の騒がしさも目に浮かぶようだったし。


Rが、一番まともで、健全な愛をくれたんだと思う。
後で死ぬほど苦しむような愛って、本当の愛じゃないのかなぁって思った。
彼は今ではちゃんとあたしと距離を置いていて、もう会うことは無いのかもしれないけど。
何気に一番紳士的というか、大人というか、誠実というか。きちんとしてる感じ。
あたしの愛がおかしかったのね。彼、苦しんだだろうに。
普通で、平和で、あったかい愛だった。
帰りに彼のマフラーをして帰った日にわかったことは、きっと一生忘れない。


悲しさとかよりもずっと、幸せな気分があって。あったかくなって。
もうつながらない、ものすごく大事なものを失くした気分もあったけど、それよりもずっと、今日は幸せな気分になれた。微笑むことができた。
あの街が、好きだと思った。
もし息詰まったら、また訪れてみてもいいかなって思った。
そういう場所を持ってるって、いいこと。


帰りにいつものバーに寄って帰った。
帰り道、電話中に痴漢に遭ったのはものすごくびっくりだったけど。


帰ったら、まだ妹がいて、一緒にシンクロを観た。
あたしが痴漢に遭ったのを平気そうにしてても、妹はすぐ無理をしてるって見抜いた。
何気に動揺してるんでしょ。大丈夫?って。
さすがにバレる。あたしが携帯を間違えるようなバカな子じゃないっていうのもバレてる。
妹を欺くとか、不可能だわ。妹があたしを欺くのは可能でも。
まぁフェアな子だから、それは無いけどね。