つながってるっていう確信。

冷静になってきた。ようやっと。
まだ頭がもやもやしてるけど。
もっとグレード上げなきゃ。
とりあえずは、週末のデートの予定をうまく組まなきゃ。

お昼までゆっくりしてて、夕方から「半落ち」を観た。
この間、ドラマで「夜回り先生」をやってるときに、寺尾聰がいいねって話をお母さんとしていて、「半落ち」を観なきゃと思って、借りてきていた。
法曹界で生きていくって大変だと思った。人が人を裁くというのは、大変なことだ、やはり。検事、弁護士もそうだけれど、裁判官の家にも事情があって、裁くのに感情移入しそうになったり、世間の噂に踊らされそうになったりと、大変そうだった。
それぞれの人にそれぞれの立場があって、各々の事情が絡み合って世の中が回っているということを、改めて思った。

樹木希林に泣いた。法廷で「ごめんなさい」を繰り返すところは本当に泣ける。
寺尾聰が神に見えたところもあった。弁護士をじっと見つめるあたり、穏やかに話すところとか。最後に、車の内と外で音声は聞こえないけれど、「生きて・・・ください」と寺尾聰が復唱するところもグッときた。

嘱託殺人だし、重いテーマだったから観ていて疲れたけれど、エンドロールの紅葉が美しくて、サッパリ終わった。
森山直太朗の歌も素敵だった。

そう、途中で携帯で日記を見たら、マジメに読みたくなって、ビデオを止めて独りになって、ぐてぃーの日記を読んだ。
なんか涙が出ちゃった。嬉しかった。
すれ違ってるにしても、つながってるにしても、同じことを思ってることに最近驚いているのだけれど。感覚が似てるのかな。過剰な期待はしたくないけれど、感性が似てるのなら嬉しい。

夜。ステーキを食べた後、みんなでケーキを食べたいっていうことになって、買い物をしに出掛けた。
手紙を出したり、薬局をまわったりして、ケーキも買って。迷っててメールしてたけど、ぐてぃーに会いに行った。
自分で何言い出しちゃうかわからなかったり、どんな雰囲気になるか不安もあったけれど、会いたい気持ちの方が勝ってたから。結局、会いたかったから。

神社で待ち合わせ。荷物をまとめて、座って待ってた。
最初は本当にどうしていいかわからなくて、何を話せばいいのかもわからなくて、黙ってたり。
でも、最後の方には自分がどうしたらいいのかわからなくなってること自体を話せたり、思ってることを言葉にできて、伝えられて、ようやっと自然になった。そこで気づいたのは、今までずっと思っていたこととか疑問とか、案外話してなかったんじゃないかっていうこと。

今日のあたしは、まるで子供で、ぐてぃーの膝の上に座って、安心して不安を吐き出していた。思ってることがそのまま言葉として出てきた。何でも聞いちゃった感じ。

ぐてぃーは、あたしに好きなように生きろって今までも言ってたし、今日も言ったけど、それは、あたしが何をやっても、ちゃんと自分のところに戻ってくるって自信があるかららしいことがわかった。自信があるっていうか、そういう風にすんなり信じてるみたい。
最初、帰って来ないんじゃないかとか不安に思ってなさそうな彼にびっくりして、自信過剰？とか一瞬思ったけど、純粋にそう思ってるんだろうな。直感みたいなので。
あたしなんて、ぐてぃーが他の女の子と付き合い始めたとか、好きになったとか、そういう時点でもう彼は帰って来ないだろうなって思うのに。ぐてぃーの方が若いっていうのもあるけれど、なんだかそう思う。

あたしが今日ぐてぃーに会いに行ったのは、とにかく気持ちが離れていくのが嫌だったからだろうな。
会って、どうやったら気持ちのすれ違いが埋まるのか、お互いのポッカリ開いた穴を埋められるのかなんて、正直わからなかったけれど、でもこのままじゃ嫌だって思ったから。そのままにはしておけなかったから。
そのままにしておけないっていうのは、あたしの好奇心とか行動力に因るところもあるだろうけど。

それにしても、ぐてぃーを前にして、「好き」とか「愛してる」って言葉があたしの中で渦を巻いていて、油断するとこぼれて言ってしまいそうで、それを抑えるのに困りっぱなしだった。
自分自身、困惑してたし。笑えてきちゃって。笑うしかなくて。

そんな言葉、言いたくなかった。彼を悲しませようとかするわけじゃないけれど、あたしの未来も、彼の未来も下手に拘束なんてしたくない。もう結果的に無駄な期待なんてさせたくない。

ただわかりすぎるほどわかっているのは、あたし達はつながっているっていうこと。
そして、隣にいるのがいつの間にか当たり前になっていて、離れたくないって思うこと。
はてなの「恋人」の定義は、「精神的・物理的に離れられない間柄」とか書いてあった気がするけれど、そういう感じだと思う。
それでも恋人ってしないことには、いろんな意味があるんだろうし、あたし自身、恋人ってなると、構えたりとかすぐ別れたい病が出てきたりとかしちゃうので（笑）、このままでいいのかな。立場を決めると、恋人ならこういう要求も当然とか、我が儘になりそうだし。尊重が大事。

お互い縛らないわけだから、焦ったり、不安になったりして、不安定にもなるけれどね。というか、最近あたしはなんだか不安定だけどね。幸せながら（笑）
お互いがお互いを好いていて、一緒にいたいと思える間、正直に一緒にいようっていうのが、今のスタンスでしょうかね。

それにしても、あたしはぐてぃーの中にお家があるんだなぁとしみじみ。ぐてぃーの中っていうか、ぐてぃーのところっていうか。
冬ソナの、一番素敵な家（だっけ？）は好きな人の心に建てる家だ、とかいう台詞を思い出しちゃった。ふふふ。立派な惚気だな（笑）