変わりたい、変えたい気分。

ほとんどお家で過ごす。元気になってきた。
夕方、用事をこなしに近所を一回り。ＣＤ屋さんでO田さんとおしゃべりして、クラシックを試聴して。

庄司紗矢香はすごい。とにかく若いし、勢いがあるし。音がパワフル。才能が溢れてきてるってこういうことを言うんだなって。
http://www.kajimotomusic.com/artists/shoji_sayaka.html

同じ試聴機に諏訪内晶子のアルバムも入ってたんだけど、聴き比べても面白かった。諏訪内さんは、さすがに落ち着いていて垢抜けているっていうか、研ぎ澄まされてシンプルになってる感じ。大人な感じなのだ、とにかく。

さらに、同じところにフジ子・ヘミングのアルバムまで入っていた。久々に聴いたけど、何ていうのか、最初の音が入ってきたところから、もーやられた！って感じなのよ。上手いんだよーこの人って（笑）
彼女が弾いてるショパンの「雨だれ」を聴いてみたい。クリスマスプレゼントにお母さんにあげようかな、と思いついた。
でも、うちの母は弦の方が好きなんだよね。庄司紗矢香にするか、それとも諏訪内晶子か、はたまたイツァーク・パールマンか。悩む。パールマンが好きなのはわかってるんだけどな。

今日はDESTINY'S CHILDの「DESTINY FULFILLED」を買った。
かけながら帰って歌詞を見てみたら、「LOSE MY BREATH」なんて、あたしの今の気分にピッタリ。ほんと失格よ。

音楽を変えてみるっていい。昔家庭教師をしたりして月に７万くらい稼いでたときは、お酒を楽しんだり、音楽をよく着せ替えみたいに変えてた。そんな生活も良かったわ。
最近音楽が入れ替わってないっていうことに気がついて、入れ替えようと思った。気分を変えたり、テンションを上げたり。とにかく変えたい。

服を変えるっていうことにあまり関心が無いあたしは、音楽を着替えることが脱皮の手助けになってるのかも。今いる場所は狭すぎるの。窮屈だって感じる。
病気が治ったら、行動範囲を広げたい。広げたいっていうか、エネルギーが溜まってきてるんだろうな、お休みしてるから（笑）

変わりたい、変えたいっていうエネルギーが溢れてきて思うこと。
本当はこうやって毎日変わっていってるのよね。もう5年目だもの。お互い知らないうちに変わっていってるんだろうなって、帰りながらＪのことを思った。あたし自身のことも。
お互いに成長して、大人になって、少しずつ黒くなって、昔より何が大事かわかってきたり、反対にわからなくなっていくところもあって。きっと、そうやって生き続けてきたのよね。こんなに近いところで。

二泊三日の旅行にでも行けば、お互いの嫌なところだって見えてしまうだろうし、勝手なところだって、変人なところだってもっとわかってしまうのに。
こうやってそのままになってるから、続いていくから、いつまでも終わりが来ない。
道も気まぐれなものだから、終わらせたいって思うときには終わらなくて、終わらせたくないって思えば儚く終わってしまうものなのかもしれない。だから、終わらせたくないなんて、怖くて思いたくない。

ずっとこのままなんてって苦しんでた時期も確かにあったけれど。昔に戻りたい、続きがしたいって思ったときもあったし。今のままでもいいのかもしれないって、今も結構このままで好きかもしれないって思って、進めることも退くこともしたくない自分がどこかにいたのかもしれない。
この状態を一番望んでたのは、他の誰でも無いあたしだったのかもしれないってふと思ったりね（笑）

もしあたしが死ぬってわかったら、したいことが一つある。そうわかったから。
叶うか叶わないかなんて、もちろん叶って欲しいけど、叶わなくてもそれ自体を受け入れて許せてしまいそうだ。なんてね。

夜、メッセでけんじぃとキスの話になって、Ｊに「昔にしたキスとか覚えてる？」って冗談半分でメールしてみた。「いわれれば思い出す」って返ってきて、そうよねぇって思ってたんだけど、その後いろいろ思い出してきちゃって。
永遠って思ってた気がする。あの頃。

昔の自分の方が良かったとか、レベルが高かったとか、そういう風に思うのは止めよう。それ自体がくだらないし。
昔、クラスメイトが言った。「人間、失ったものの方がよく見えるものだけど、得たものもあるんじゃないの？」って。中学の頃だったかな。学校の帰りに。びっくりした。彼女が大人に見えた。

今はDESTINY'S CHILDの空気感を吸収したい。こんな音楽を身に纏ってみたい。
こうやって、あたしは音楽を越えて成長してきたところがあったわね。思い出し始めた。

そうそう、妹とお揃いにしたくて選んだネックレス、あたしのを机の上で発見。失くしたままだったから。
嬉しくてつけてたら、妹のは昨夜、不注意でチェーンが切れたらしい。orz。

それから・・・妹よ、電話のときにイタリア語でしゃべるのはやめてくれ。
スペ語で返したら、「それ違うじゃん。」って怒られた。「今度の電話までにイタリア語の会話ができるようにしといて。」だって。orz。