渡良瀬橋が染みるの巻。

10時半起き。部屋片付けたりご飯食べたりお風呂に入ったり。
衣装を決めるのに時間がかかった。スカートにしたかったから。


急いで出掛ける。神谷町から増上寺へ。
クールに、友達なんだから、と思ってはいても、彼の姿を見つけたら思わず笑みがこぼれる。曲も「Get Out」を聴いてきたのに。


増上寺の本殿を見てから、端っこの芝公園まで。銀座まで歩くことにして、くるっと回ってずっと日比谷通りを歩いた。じゃれながら歩いてるのが楽しかった。
帝国ホテルでちょっとスイッチオン。銀座に着いたときにはかなり(笑)
パスタを食べに行って、その頃には壊れ始めてた。発言おかしいし。一階一階階段を降りていく間にヒートアップ。


東京駅まで歩いてる間に口数が減ってたらしい。信号待ちのときにマックス。精神的にもう飛んじゃってた。ボーっとしたままで。
幸せでしょうがなかった。


覚悟しなきゃねって思ってたけど、彼が明日帰ることにしたとき。びっくりして、照れ隠ししたくて、聞き返しちゃったりして。ストレートなのが嬉しすぎた。恥ずかしいし、もー(笑)
東京駅でしばし泊まり先を探す。渋谷に移動。


飲むのはやめて、ひたすらまったりした。
反省会みたいになってたり、言い訳してみたかったり。ピンクいあたしを曝け出しちゃったり。黒いあたしもいて。
前の2日よりよっぽどしゃべった。話せば話すほど、友達みたいになっていくのも惜しいような気がしていたけれど。でもこうでもしなきゃ、どうにもならなくて。行くところまで行かなきゃ、後で勝手に美化してそれこそどうしようもなくなってしまう。一人で取り残されちゃう。


したかったことを満たされて、欲望も消化されて。そうしないことの快楽もあるのを知ってはいても、やはりあたしはまだ一人でその後のことを引き受けられないというか、自分でどうにか消化していくことができない。
相手の記憶、自分の記憶にベストな形で残っていくことよりも、今ある温もりが、欲しいものがリアルで。だからしたいようにするの。その代わり相手にどう思われても仕方無いだろうと腹を括らなければならないけれど。そういう意味で失うことを覚悟しないと先には進めない。


まだ頭がボーっとしていて、泣きたくてもうまく泣けない。泣くなんていいのかも。微笑むことをしてきたのだから。
嬉しい、幸せ、楽しい、まったり、それから短い間なのに悩んで、そんな3日間を過ごせたこと自体が幸せだったんだって思う。そう思うしかないけど、その幸せの分を凹ませたくない。せっかく幸せ気分でニコニコしていたのだから。これでブスにならなくてもいい。折角かわいい子を3日間していたのだから。このままで。
考えれば考えるだけ、彼のようなピッタリだーって一瞬で思える人に出会えることなんてそうそう無い気がする。B型だしね(笑)
でもあたしは今東京を離れるわけにはいかない。それがいやにハッキリしていることで。現実をまず受け入れなきゃ。


シャワー浴びないでそのまま眠りたい。コートも部屋まで持って来ちゃった。匂いやら空気やら、そのまま離さずにいたかったから。
こうやってあたしは彼と眠る。せめて今日だけは。