コジコジ。

かわいい後輩。ちょっと変な発言もするからびっくりする。
脚が長いの。潤んだ瞳で見つめられたり、困った顔されたら、それこそこっちが困っちゃうくらいの。


彼がデッサン用の鉛筆をカッターで削ってる横で、練り消しで遊んでた。その後鉛筆を削らせてもらった。
その間にいろいろ話してた。「(銭湯に)一緒に行っても、バラバラに分かれて入るしかないんですよね・・・。」と言うから、ドキッとした。


「気持ちの持ちようなんですよね〜。」とのんびり言うのにハッとしたり。気持ちの持ちようって言われても今のあたしにはしんどいけど、帰りのバスでその言葉が染みてきた。
帰り際になんとなく振り返ったら、立ち止まってずっとこっちを見てたみたいで、笑顔で手を振ってくれた。あたしも笑顔で手を振り返した。嬉しくなった。


鉛筆削りに熱中してるうちに、随分解きほぐされた。とても癒された。
あたしが削った鉛筆を、「かわいい形ですね〜。」と微笑みながら眺めてくれた。とってもイビツなのに。
「人間が出ちゃうのかしらね。」と言いながらも、本当はすごく染みた。


昨日も教授にものすごく怒られたり、今日も機嫌の悪い別の教授に叱られたりして。この間から、あたしってダメだなと思って凹んだりしていた上に、今日の歌で自信が無くなってしまったのもあって。
君はみんなと違う、とか、そういう君は誰にも助けてもらえないよ、と教授に昨日言われて、困惑してしまってた。本当はとても傷ついた。
不器用なあたしが普通に削ったらそんな風にイビツになってしまう鉛筆を、楽しそうに眺めてる彼が意外に見えてしまったくらい。一瞬びっくりしたせいで、またかわいげの無いこと言ってしまったけれど、救われたんだと思う。また困ってしまったけど、嬉しかった。少し安心したのかもしれない。


かてきょが終わってから、お財布とお茶と飴を忘れちゃったのを、横浜駅までHさんが届けてくれて、一緒にご飯を食べた。
その後、ナッキー宅へ。ナッキーの脚に絡まって、2人とご機嫌で調子良く話して毒を吐きまくってたら、なんだかホッとした。お酒を飲むことでどうにかしようとしてたりしてたけど、こんなことでちょっと元気になれるんだなぁと。リハビリみたいだけど、充電されるのを感じる。


終電に間に合わずに元住吉からタクシーで帰宅。
明日の予定は迷い中。