整理。

驚くのはわかるけど、あたしにとってすっごく辛い言葉を返してくる人がいる。いろいろあったことをちゃんと話すと。
そんなのくらいわかってる。みんなそれくらい言うだろうなとは想定するけれど、仲の良かった人から実際に言われるとしんどい。
そこまでしたのになんで別れるんだって言われても、大きなお世話。
昔の飲み友達と久々にメッセで話したらそんなことを言われ、さらに傷つく羽目になった。呆れてるのかと思ったら、現実感が無いとか言うくせに、そんな発言。挙句の果てが、「まぁまた恋でもしてください。」でしょ。よくキレなかったな、あたし。


お風呂上がってから怒りが沸々と。
でもよく考えたら、昔はそのくらいの思いやりレベルの人としか付き合ってなかったんだなと思えば、もう昔は昔だし。今一緒にいる友達はそんなこと言わない人達だもの。あたしの苦しみを察してくれる。ちょっとした変化にも気付いてくれる。


こういうことがあると、友達が良くも悪くもよく見えてしまう。幻滅したりもする。それでも幻滅する相手っていうのは、もはや過去の友達とか、普段もう付き合わない人達だから、あたしが困ることは無いけど。
悪友に昔よく打ち明けられてたとき、自分がそんな風な言い方、態度ともにしなかったことが、せめてもの救いだなと思った。
おいおい、またなの?って思ったことはあったけれど、彼女がどんなに元気を装っていても傷ついてるのはわかったから、酷いことなんて絶対言えなかった。当たり前のことなんて、言わなくても当人は痛いほどわかってるはずだから。
もしあのとき、あたしが今傷ついてるような言葉を自分が言ってたとしたら、今のあたしは自分に、あんたホントに死んでいいよって思ったと思う。


この際、不愉快な人、心無いことを言える人は一斉削除。
いつも何で怒ったかなんて忘れちゃうからまた連絡取っても平気だけれど、こういうレベルで許せない人って、どこまで経ってもきっと許せない気がする。恋人に関してはそういうの厳しかったのに、友人に対してはそういうの厳しくなかったなぁ、あたし。適当だった。
でも、そうやって人間関係が広がれば広がるだけ、時間も気持ちも割いていくわけだから、結局無駄が多くなっちゃう。知り合いが多いのはいいことだけれど、そんなのはいらないわ。



ずっと困ってる。迷ってる。この日記にすら、あったこと、思ったことを曝け出せなかったこと。記すことすらできていないこと。
現実、そうそうみんなに話せない事態が起きてしまったこと。自分が背負っていかなければならないこと。
でも本当は、全部見せてしまいたいって気持ちがあって。今までは、曝け出すことがありのままの自分でいるための方法でもあったから、おそらく。それができなかったから、あたしはあたしらしくいられなくなってしまったのかもしれない。
けれど、言ったら言ったで傷つくことになる。そんなの目に見えてる。それでも。


あの悲しさは癒えない。
駅で別れたときの悲しさ。子供と一緒に捨てられたんだなって思ってしまった悲しさ。子供に対する申し訳なさ。
やり切れなかった。彼を大阪に帰すと決心したのは自分なのに。後のことは自分でどうにかするからって思って、そう決めたことだったのに。あの後ろ姿は一生忘れられない気がする。
どうにもできなかったことが悔しくて悲しくて。行動できなかったこと、結局守りきれなかったこと。何を差し置いても、捨てたとしても守りたかった。何にも代え難い命。それをあたしは捨てたのだから。


こうやって認めてしまって考えれば、今あたしが立ち直れないことなんて当たり前だなぁと思う。あれだけのショックなことがあったのに、学校行って、かてきょに行って。飲んでも酔えないのも当たり前だわ。他の人と空気が違ってしまうのも仕方が無い。


いくら吐き出しても、辛いって言っても悲しいって言っても、全部吐き出して治ることなんてできないんじゃないかって思った。そう思ってた。でも、こうやって書いていることで少しずつ気持ちが変わっていく。
今までのあたしは、吐き出して、曝け出して、その過程で癒されていったり、それから修復したりしてたような気がする。でも今回はそれができなかった。曝け出された人の気持ちを考えたり、混乱を思うと言うことすらできなかった。Hさんだって、Oだって、伝えたことで、心配させたり悲しませてしまったところも多々あると思う。それを受け止めて、自分の選んだ道を信じろ、信じて進むしかないだろうって言ってくれた人に感謝。そばにいてくれる人に感謝。見守ってくれている人に、本当にありがとうって言いたい。


この出来事を認めて、あたしの一部として生きていくしかないのだから。
その時々の感情や経過を残してしまったら、辛すぎて後で耐えられないと思った。しんどすぎて吐き出すことすらできなかったっていうのもある。
それでも、これがあたし。傷ついて、もう立ち直れないかもしれないって思ってるのが今のあたし。
きちんと認めて現状を見てみれば、こんな状況の割によくやってるじゃない。あたしがんばってるじゃない。ちゃんと認めてあげようと思う。話はそれから。



とりあえず常識的なことを言えばそれで正しいと思うなんて、間違ってると思った。そのときの状況、気持ちが優先されなければ傷が増えるだけ。受け止められないなら、もう何も言ってくれなくていいから立ち去って欲しいくらいに思ってしまう。無責任な言葉を投げつけるだけ投げつけていくんだもの。あたしが相手の人間性とかキャパを熟慮せずに話してしまうのが、そもそもの間違いなのかもしれないけれど。
自分自身も気をつけたいこと。多数意見、一般の意見が必ずしも正しいとは限らないこと。それだけ言っていれば大丈夫、なんて単なる猿真似。くだらない。



そして、優しさはその人その人に合ったものじゃないと優しさにならない。思いやりって難しい。


いろんなことがあったけれど、これから乗り越えなくてはいけないこともたくさんあるけれど、昨日新幹線のホームで彼を見送って、それでも幸せだったなぁと思った。しみじみした。
新幹線が駅を出て行っても、ホームを離れ難かった。いい夜だった。


彼があたしの恋人だったから。とてもいい人だから。優しい人だから。だから何とか今生きていられる。支えられてる。
彼と付き合ってたことは、あたしのプライド。今も繋がっているってわかるから、包まれているように思ったり。
苦しいから少し離れても、大好きな人。あたしのことを考えてくれて愛してくれる、大切な人。