週末デート。

昨日俊ちゃんが東京に来て、テストが終わってから新横浜まで迎えに行った。それからずっとドライブ。江ノ島まで行った。


帰ったのは4時半くらい。夜中に二人で爆睡してて、帰るの遅すぎ。
おまけに車をぶつけたので、今日は見積りをしてもらいに行った。30万くらいかかるらしい。ドンっていっただけなのに。ちょっと凹んだ。


お茶したりお散歩したり、お寿司食べたり寝たり。
週末の予定が崩れてたからイライラしたり気分が乗らなかったところもあったけど、結局楽しくて。魚を漢字で書くゲームをして、ベタベタしない時間をまったり過ごした。


下から彼を見つめてたら、ものすごく愛しい気持ちになって、涙が出てきた。ひたひたとした嬉しさに満たされていく感じで、どうしようもなかった。こんなにも愛していたかと実感するように、髪や顔を撫でたりして、温いキスが嬉しかった。


リスクは避けなければいけないことだけれど、俊ちゃんとはどうしても混ざり合いたくなってしまう。繋がって絡まって。
あたしが彼に入り込むのも、彼があたしに入り込むのも限界があると思うから、その証が欲しいと思う。新しくミックスしたものを作り出したくなる。俊ちゃんとあたしが混ざり合ったものが欲しくなる。
これってどうしようもなくて。


消耗するセックスにはならない。何も無いセックスなんて、そんなの摩擦でしかないし、暇つぶしでしかないけど、俊ちゃんとはまるっきり違ってくる。愛って言ったらズレてきてるかもしれないけれど。何かがある。
彼が入ってくることに感動する。あたしを見つめてることに心動かされる。優しくて甘いキスに温かいものを感じる。
繋がることが嬉しくて、感動することがいっぱいで。どうしてなんだろう。


いちいちあったことを報告するようなことはしなくてもいい、と変な義務感からは離れてきたから、余計なことは言っていない。昨日会う前に罪悪感は強くなったけれど、もう恋人ではないから本当はそれもいらない。
一緒に過ごす時間がいい時間になれば良くて。余計なことをむしろ考えなくなってきていた。言おうかと思ったけれど、やめたことだってある。でも、そんなことは今の空気を、この微妙さを邪魔することにしかならない。それより前に、俊ちゃんがいて、あたしがいれば、他には何もいらない。挟みたくなんてない。少なくともそのときだけは確かに。


品川まで俊ちゃんを送って、新幹線が来るまでの間、ホームで写メを撮ったり、彼の携帯に入っている今までの画像を二人で見ていたんだけど、いい時間を過ごしてきたなぁと思った。辛いこともあったけれど、楽しいことがたくさんあったのを画像を眺めながら思い出した。幸せだったと。


渋谷で「GHOST」を買って、一杯飲んでから帰ってきた。
帰りに、あの画像達の最後に今日の写メが加わったのを思い出して、アルバムみたいだと思った。今日で完結しちゃったみたいで、それを思うと感傷的になった。


見送った後の気持ちって未だにコントロールできない。やるせないような気持ち。新幹線が出て行ったホームで、数分前まで隣にいたはずの彼の不在が際立って見える。
いつまでも慣れることは無いのかな。こんなことはもう何度もあったことなのに。