夜中なのに。

K野くんの文が読みたくなった。彼の言葉を感じたくなった。
検索かけて残っていた分だけでも読む。あたしはいつだって勝手だ。
彼の気持ちなんて、きっと解っていなかった。解っているつもりだった自分に呆れた。
彼が若くて、あたしが彼に甘く接したからであっても、彼の気持ちは真っ直ぐだった。あたしのことを考えてくれていた。待っていた。
どうして解らなかったのかしら。


高尚な愛は流れていく。手元に残る物って一体何だろう。
もはや残らなくてもいい。望まない。
解ったつもりでいるあたしよりもきっと、彼は別のものを見て、感じて、あたしを眺めていたに違いない。


自分は利用されているんじゃないかって彼が疑い出しても、あたしには解り得ないような複雑な気持ちに陥っても、あたしはいつものまま、そのままだった。彼じゃなきゃ埋まらないところはあたしの中に確かに存在していて、あたしはそれを解ってもらえるように努力することは無かったように思う。
あぁ、大好きだったな。相変わらず勝手だけれど。


今年の花見は一緒に目黒川を歩いたのに、彼はもうあたしの傍にはいないんだわ。
そう、ぐてぃー。久々につぶやいてみる名前。