打破する方向で。

Sくんの上に乗ってるときに理解した気がした。りんちゃんのこと。
自由になって追求。快楽に正直で。
枠壊そう。いらない。
帰りの高速は150キロオーバーで飛ばして、死んだらそれもそれ、みたいな。やっぱりあたしはSくんのことが好きなわけじゃない。だから勝手に振る舞えるんだけどね。


過去を振り返らなければ、今の状況は悪くない。社会的には勝ち組なんだからとI村が言ってたのを思い出す。笑えてくる。


「なし崩しにしか結婚できない男は甲斐性無しだ。」とI村は昨日バッサリ言った。冴えてるじゃん。
「辛いだろうけど、先に進むしかないんだよ。」「進んでないようで進んでるから大丈夫。」とも彼は言った。同感。


あたしは大丈夫。
もういいや、もうダメって言ったところで、よくない。いつだって這い上がるんだから。諦めの悪い奴(笑)
どうせやるなら、いい結果残した方がいいんじゃない?
諦めることを諦めちゃえばいいのに。


帰ってからそのままチャリで飲みに行った。新しい男の子が入ってたけど、食指が動かなかった。
Tくんは丁寧にカクテルを作ってくれた。白いの。あたしの中も真っ白。霧がかってたり。


あたしはSくんの教科書なんだろうか。先生らしいけど。
彼のおかげでスランプ脱出かもしれないからまぁいいか。乾杯。