車に一人。

誰かに縋ってしまいたい。空回りしてる気がする。
だってね、やらなきゃいけないことがいっぱいあるのに、全然こなせてない。遠くに行きたい。
遊んでも、何も解決にならないのなんてよくわかってるのに。癒しばかり求めてる。疲れてるんだか疲れてないんだかわからない。


海に行きたい。新潟行きたい。砂丘みたい。思いっきり走りたい。誰にも見つからないところに行きたい。住んでしまいたい。
叫びたくても叫べない。何を言っていいのかすら不明。


疲れちゃうのよ。恋愛どころじゃないのに。実際無理。スケジュール空いたはずなのに余裕無し。眠りたくもない。
カサカサでひび割れそう。暴食に走ってる。


潤わないのわかってる。誰か手を繋いでくれるだけでいいのに。
逃げないでよ、いい加減。しっかりしなよ、あたし。


うまくいってない。気持ちはめちゃめちゃになりつつある。もう既にめちゃめちゃなのかも。
遂げてしまえば、価値が無いのかもしれない。終わるしか無いのかもしれない。でも、あー。縋ってしまいたい。メチャメチャにしてしまいたい。


何気無い一言に救われる。O木が向こうに立ってるのを見ると安心する。ぶっきらぼうに返されてもかわいい。
ハニーバナナサンドは美味しい。一緒に食べに行こうかな。
ラーメンを食べに連れていくことをホントに考えてくれてるのがわかって、嬉しかった。
S山先生は、「晩年が良ければ良い感じに終わるじゃないか。」「いつだって良い感じになった方がいいだろう。」というようなことをおっしゃってたけど、確かにそれはそうだと思う。
変なテンションだからかもしれないけれど、あたしこのまま死んでもいい。
すごく嬉しかった。ありがとう。あたし死にたかった。逃げることばかり考えてた。
O木に愛が無いなんて嘘。どうしてこう温かいのかな。赤ちゃんみたいに眠るO木を羨ましく思うよ。


遠くまで。遠くまで行きたい。飛ばして飛ばして、事故って死んでしまえばいい。その想いが強くなって。


手を繋いだって助からないって知ってる。それでも助けてって言いたくて、こんなの耐えられない。