新しい世界。

冬休みだけ大阪に引っ越そうかと思った。まだ検討中。お金無いのに(笑)
「出稼ぎに行ってきます。」と言ったら親に意味わかんないっていう反応をされた。まぁいいや。
今更なのよ、ホント今更。後悔しても時既に遅し。遅すぎるよー。ねぇ先生。


経営学部の広い教室で。あたしが泣き止むまで髪を撫でていてくれた。頬を寄せて「落ち着いた?」と言ってくれた。その温もりを忘れないでいたら、もう少し頑張って生きられる。そう思ったら、後で渋谷でパスタを食べながら涙がこぼれた。
I村が真向かいに座ってるのに泣きながら黙々と食べる。食べるってことは生きようとする意志だから。静子おばあちゃんに誓ったんだからあたしはまだ死ねない。


生きることしか選択肢が無いっていうのは、いつだってどうにかしなきゃいけないってことだ。何とかやっていくっていうことだ。
そういう世界を初めて見たのかも。ちゃんと向き合って生きることをしてこなかった自分をも見た。


あたしは何をしたいんだろう。こんなはずじゃなかった。いろいろ考える。
最後の最後で手を繋げなかったのも、元はと言えばこんなことになったのも自分が悪い。どうして逃げなかったのか、どうしてあのとき家を飛び出して何でもいいから生きていこうとしなかったのか。自分の子供を守らなかったのか。
守れなかったんじゃなく、守らなかった。嘆くことさえおこがましいと思ってきた。当然の罰だ。


「難しすぎるよ。」と彼は言った。「何もいいこと言ってあげられない。」とも。
確かに。でも今のあたしは、そうやって一緒にいてくれるだけで少し強くなれる気がするんだ。


考えることはいっぱいある。やることもいっぱいある。
違うものが見たい。