冬の唄。

22日はピアノの調律が終わってから出勤。朝にはぐったり。気を吸い取られた感じ。時給安いわー。お金は大事だと思った。


帰ろうと思ったけど帰れずに、Sくん宅まで送ってもらう。そのまま居ついちゃって今日帰宅。
帰ったら着物屋さんが来てて、おかえりなさいって言われてびっくりした。気まずい。


かんてぃと車で代々木までりんちゃんのライブを観に行った。相変わらずまったり素敵なんだけど。
最後のバンドが面白かった。笑える。


りんちゃんとかんてぃにクリスマスプレゼントをあげたら、仲良く二人で半分ずつ交換してた。微笑ましかった。久々にりんちゃんとまともにしゃべったわ。やっぱり好き。奈良に越したい。


帰りに東京タワーまで。混んでたみたいだから車は降りなかったけど、いつもより綺麗に見えた。そんな気がした。
それから白金のいつものお店に寄って、デザートだけ食べた。美味。


はぁ〜。女磨かなきゃな。人間も。
毎日毎日そう思う。お金も大切。時間も大切。勉強も大切。
支離滅裂すぎて多重人格みたいらしい。言ってることがクルクル変わって。でも、全部本当だから。


大阪に越したい。Sくん宅に住もう。それから銀座で働きたい。
どれも本当だった。


俊ちゃんをいくら傷つけてもいいっていうわけじゃない。毎回電話する度に離れていってるのを感じる。もう愛されてないって思うし、あたし自身の中でも「愛してた」になっていっていて。もうどうにもならないのかしらね。
こんなはずじゃなかったって毎日のように思って。後で、あー間違ったかもって思ってでもいいから、一緒に進めば良かったって思って。今年のクリスマス、お正月はこういう風に過ごすはずじゃなかったのにって思って。


もう安らげる場所なんて無いんだって思ったとき、朝Sくん宅に着いて泣いてた。俊ちゃんとずっと一緒にやっていけると思っていたから、お互いにお互いを失くして、いなくなって、どうにもできなくなって、しかも仕向けてそれを加速させたところもあって、絶望的だった。あの人との場所はあたしにとってかけがえの無い物だったから、本当に生きてゆけないと思った。
今だって、なんだかいつもプラスの方へ考えを押しやってくれたり、支えてくれたり、温かさをくれたり、愛してくれた俊ちゃんが恋しい。そういう人がいる前の状態なんて忘れてしまっていて、同じところに戻ったのかもしれないけれど、前よりもとても寒い気がする。


別れてからも婚姻届を書いて送ろうと思ったし、保険金掛けて受取人を彼にしておこうとも考えたし、今回の冬休みにしても、夜の仕事をしてでも大阪に住もうと思ってた。日常に彼がいる生活を一瞬でもいいから送りたいと思っていた。
でももう俊ちゃんはあたしがいるところには来てくれない。彼が東京に来ること自体、のびのび出来ないのはわかっているけれど、あたしに会いには来てくれない。そうわかっているから。


大阪に来て近づきたいのか、夜の仕事をして遠ざかりたいのか解らないと言われた。あーこの人は何も解ってくれないと思った。それと同時に、あたしのことを解りすぎてるのかもしれないとも思った。近づきたい、と遠ざかりたい、その両方が正解だと思う。
消化してしまえば何も残らない。そうやって終わらせて、そうやって納得していくことが、少なくともあたしにとっては一番完璧な終わりだから。本当はそうしたかった。
「終わり」をちゃんと創るのには時間がかかる。それまでに余すところ無く愛したかったと思う。絞っても涙が出なくなるまで。全部が乾いてしまうまで。